今日の60章1節にある「あなたの光が来る」ということばは、ヘブル語の原語では、完了形で書かれています。英語の聖書は、”Your light has come,”
「あなたの光が来た」と訳されています。これは、当時、このイザヤ書が書かれた時からみて、将来確実に実現することを、預言的にすでに起こったように言う表現でもありますが、一方、これは、今、このみことばを読む時、文字通り、もう、実現したことであることがわかります。
イエス様はお生まれになられました。今、イエス様を信じる者は主イエス・キリストの花嫁、その集まり、教会として、その恵みに与っています。私たちも主を賛美する者たちとされています。主が来られました。人々が集められ、すべての人に回復があります。今、この救いを喜び、主を賛美し、ほめたたえ、平和があります。(中略)
「見よ、神の幕屋が人々とともにある。神は人々とともに住み、人々は神の民となる。神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」(ヨハネの黙示録21:3−4)
「都は、これを照らす太陽も月も必要としない。神の栄光が都を照らし、子羊が都の明かりだからである。諸国の民は都の光によって歩み、地の王たちは自分たちの栄光を都に携えて来る。都の門は一日中、決して閉じられない。そこには夜がないからである。こうして人々は、諸国の民の栄光と誉れを都に携えて来ることになる。」(ヨハネの黙示録21:23−26)
これは、終わりの日に与えられる新天新地での様子です。しかし、救い主イエス・キリストの到来によって、もうすでに、その前味、序幕とも言える祝福がこの教会でも豊かに与えられています。光は来られました。
すでにイエス様がいらしてくださって、信じる者がこうして、今、現に主の御前に、近くから、遠くから、南ロンドン、北ロンドン、ヨーロッパの大陸からも、日本からも、集まって、このすばらしい恵みに与っています。ここにイエス様によって、義と平和があります。
暴虐はもう聞かれず、暴行と破滅は聞かれず、救いの城壁のうちに入って、みなで主を賛美しています。この教会も、主の栄光を現す、主御自身が植えてくださった枝、主の手によって造られたものであると信じます。
イエス様がこの地上にお生まれになって来られて以来、世界中に救いがもたらされ、世界中で神を礼拝するものとして神の民が起こされています。今、なお、神の回復がこの世界にもたらされています。
このすばらしい恵みを与えてくださったイエス様。このすばらしいイエス・キリストの到来を祝うクリスマス。今年もこの時を心待ちにし、そして、願わくは一人でも多くの方々にこの良き知らせをお届けできるよう、祈り、また、伝えていきたいと願います。